HAYASAKA TAKAHIRO

HAYASAKA TAKAHIRO
COPYWRITER
早坂 貴弘/仙台出身。製版会社の営業、求人広告ディレクター、制作会社のコピーライターを経てREDに加入。多角的な視点で見つめ、気づいていない魅力まで掘り下げる。好きなものはエレファントカシマシ。好きではないのは映画館でエンドロール中に帰るような人。受賞歴:宣伝会議賞 協賛企業賞、ブレーンC-1グランプリ
INTRODUCTION
文:齋藤稜生(大学時代からの友人)
誰よりも集中し、実行し続ける強さを持っている。
早坂とは大学からの付き合いで、不思議な縁が続いている。新卒でお互い印刷会社の営業として就職。その後にこれまた縁あって、宣伝会議のコピーライター養成講座に週末一緒に通っていた。
私は趣味程度だったが、その頃から早坂はコピーライターになるために本気で取り組んでいた。課題にも真剣に取り組み、優れたコピーに贈られる金の鉛筆をもらえなければ、誰よりも悔しがっていた。恒例の受講後の飲み会にも参加し、志を同じくする受講生と交流を深めていた。今でも交流が続く人もいるそうだ。
その後も宣伝会議賞やその他広告賞への応募に毎年取り組み、年々応募数、通過数が増えていったことも、念願の受賞を実現させたことも私は知っている。私は印刷業界、コピーライティングからも離れてしまったが、早坂は晴れてコピーライターに転職したあとも、ずっと言葉を軸にした表現に向き合い続けてきたことを私は知っている。
早坂の持ち味はなんといってもエッジの利いた思考である。物事の本質は理解しつつも、絶妙に別の角度からの意見やアイデアをしかけてくれる。目の前のクライアント、案件を大切にしつつも、自分の芯は決してぶらさない。私の趣味である、短編小説の販売用キャッチコピーを依頼したときに、忖度なしにそう感じた。
これから早坂には、コピーライターとして次のステージに立ち、真骨頂を見せてくれることを期待したい。コピーライティングの知識、経験はさることながら、彼の強みは、好きなものに集中し、いつまでも実行し続けることができるところなのだから。きっと彼は、年老いても言葉に向き合っているのだろうと、根拠はないが私はそう信じている。