IWASAKI KOHARU

IWASAKI KOHARU
GRAPHIC DESIGNER

岩﨑 小桜/2002年4月7日生まれ、群馬県出身。デザイナーを志し、高校卒業後に上京。創形美術学校卒業後、デザイン事務所に就職するが、半年で転職し2025年にREDに加入。持ち前の探究心とリサーチ力で多種多様なデザイン制作に携わる。

WORKS

INTRODUCTION

文:山本哲次(専門学校時の担当教員)

「コハルはしっかり自分があって、いつも全力で取り組むんで、学ぶことも多かったの。幸せだった?一緒に居て?そうだと思う。」同級生はそう話してお茶を啜った。
「コハル」とは岩崎小桜のことだ。「小桜」を「コハル」と読ませる。名は固定の価値観に縛られない性格を表している。彼女は表層や慣習に捉われず本質は何かを重視する。プライベートでも仕事でも、相手の大切な心を理解し、柔軟なアイデアで提案することにこだわる。

 お茶を置いた同級生が話を続けた。
「コハルとのおしゃべりはいつも楽しいよ。今も夜通し話しちゃう。」
「話をよく聞いててね、一度聞いたことを忘れない。記憶力がすごくいいの。」
「それに情報収集力がすごい!前に私が好きなアーティストをコハルに勧めたの。」
「次に会った時に、コアなファンしか知らない話をしたら、すでにコハルはその話知ってたの。なんで知ってるの?って。」
「そればかりか、私の知らない話まで詳しいの。もうビックリしちゃった。だって会ったの前に話してからたった3日。3日間でどんだけの情報量!って。すごいでしょ先生。信じらんない。」
興味を持つと深く追求し、自分の目で確かめたくなる。日常のふとした疑問も好奇心のアンテナを振りかざし、掘り下げずにはいられない。そういう性分なのだろう。

 そういえばコハルは学生時代から勤勉だった。選択できる授業を全て受講し、通常の倍近い単位を取得している。バイトもあって忙しいはずだが作品を丁寧に仕上げ、そのどれもクオリティが高い。常に最適解を探そうと必要なことを調べ上げ、計画を立てると休まず行動に移す。周りに流されずに決めたことは最後までやり切る。そういう学生だった。それは今も変わらない。
『仕事も下調べを丁寧にして、ヒアリングを重ねることでやるべき事が見えてくる。』
『人も企業もみんな個性がある。同じじゃないから面白い。』
『それぞれの意見をリスペクトする。そのうえでどうするか考える。その方が良いと思うから。』
『REDはそこを大切にしているから、仕事が楽しい。』コハルは同級生にそう話していた。

 「今もコハルに会うと私も頑張らなくっちゃって思う。いろんなことを知ってるし、相変わらず全力だしね。」同級生は最後にそう話してくれた。
やがて帰路についた私は、爽やかな幸せを感じていた。
「コハル」の一生懸命な姿勢は周りの人全てに幸せを与えてくれる。
かくいう私もその恩恵に預かっている。

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